東京美容専門学校 [TAHB]


日本文化の授業では、着付化粧科主任 神山光子先生を中心として、外部の専門家の方々も講師にお招きしたりして、『日本文化』に関するあらゆることを実際に体験しながら学んでいきます。
お茶や冠婚葬祭のルールなど、日本の伝統的な文化について実際に体験しながら学び、日本文化に関する知識を深めるというのがこの授業の目的なのです。またこの授業をひとつのきっかけにして、自分の興味ある『日本文化』の世界を追求して勉強していければいいですね。美を生み出すクリエイターとしても、自分たちのルーツである『日本』についての理解と知識を深めることは、大きなプラスになるにちがいありません。
 
授業ではさまざまなことを学びますが、今回はそのなかのひとつ『お茶の作法』の授業をご紹介します。茶道は、日本文化の集大成でもあり、その世界は知れば知るほど奥深いものです。一服のお茶をいただく席で、器の鑑賞、お客のもてなし方、間の取り方、心配り、こうしたさまざまなものが深く関係し合って『場』をつくりだしているのです。こうしたお客様への心配りやもてなしかたの部分は、美容の世界にも通じますね。生徒のほとんどが、茶道初体験。授業はにぎやかに進んでいきました。

着付化粧科主任 神山光子 先生


今回の授業では、「自分でお茶を点てていただく」までを行いました。
授業では、実際のお茶会のながれを非常に簡略化して、
お茶の点て方といただき方の作法に焦点を絞って学びました。
今日はお茶とお菓子をいただく授業なので、生徒たちもにこにこ嬉しそうです。


●お菓子のいただき方
まず、お菓子をいただきます。順々にお菓子をいただいていきます。
お菓子をいただき終わると、お菓子の下に敷いてあった懐紙は持ち帰ります。



●お茶の点て方
前回の授業で習ったお茶筅(ちゃせん)のふり方通りに、 めいめいお茶を点てます。
お茶筅(ちゃせん)は、強すぎても弱すぎても、なかなかうまくいかないものですね。
先生のアドバイス通りに、みんながんばります。



●お茶のいただき方
自分で点てたお茶を席に戻っていただきます。
お茶をいただく前に、まわりの方には「お先にいただきます」、お茶を点ててくださったご主人がいる場合には「お手前ちょうだいいたします」と、ご挨拶の言葉も忘れずに。
こういった礼儀正しさが、美容の仕事とも通じる部分ですね。



●お茶碗の鑑賞方法
お茶をいただき終わると、器をじっくり鑑賞します。
お茶席では、大切な器をおだしして、お客様をおもてなしします。
この器と出会える機会も、この場限りかもしれないという『一期一会』という気持ちを持って、器を鑑賞しなさいと先生から教えられます。人との出会いにも通じる、この『一期一会』という考え方。
若い年頃ではまだまだわかりにくいかもしれませんが、お客さまとの出会いを大切にする美容師としての考えにも通じる部分があるのです。


今日の授業はここまで。
いつもは缶ジュースや喫茶店でコーヒーというみんなも、ちょっと非日常の場に身を置いてお茶の体験をしたことが、心になにかしらの影響を与えていくといいですね。



1.お茶を点てて差し上げる方(主人)はこのような位置に座します。

2.お客様にお菓子の盆を差し上げます。

3.お菓子をいただきます。

4.主人がお茶を点てます。

5.点てていただいたお茶を手に取り、

6.いただきます。

7.器の吸い口を拭って、

8.器を戻します。

9.最後に器をじっくりと鑑賞します。



『日本文化』の授業では、その他にもいろいろな事柄について学んでいます。

【お琴】
 この授業では、現在ご活躍中のお琴の先生を招いて教えていただきました。お琴の歴史から弾き方までをレクチャーしていただき、 実際に演奏もしてみました。日本古来の伝統楽器の琴を目の前にして、最初はみんなちょっと緊張気味でしたが、楽譜を見ながらすぐ弾けるようになりました。琴の音をつま弾くうちに、少し雅な気分になってきて、眠っていた感性を揺れ動かされたみたいでしたよ。

【折り紙の折り方】
 この授業では、折り紙の折り方を学びました。外国へ行くと、必ず注目される折り紙。ちょっと覚えていると、外国旅行や外国研修のときにも役立ちます。折り紙を通して、日本の雰囲気も伝えやすいですし、優しい気持ちが通い合えます。それになにより、手先を使ってものをつくることって、美容にとってもいいウォーミングになるんです。

【包装紙の包み方】
 最近はギフトラッピングのうまい子も多いけれど、慣れないとうまくきれいに包めないんですよね。この授業では実際にギフトラッピングを体験して、ものの包み方を学びました。「相手に贈るんだ」という気持ちを込めて丁寧に包むと、見違えるほどきれいに仕上がりますよ。

【冠婚葬祭のお話】
 冠婚葬祭についてのあれこれを学ぶ授業です。祝儀袋の書き方や、お悔やみの言葉についてなど、基本的な事柄を学びました。冠婚葬祭ではなにより心が大切!!心をきちんとした形にできるのって大人への第一歩ですものね。

【古代から現代の食べ物】
 昔のことを知って貰おうという趣旨の授業です。誰にでも関心のある「食べ物」の話を通して、古代の人はどんな食べ物を食べていたのか、どんな生活だったのかについてレクチャーしました。食べ物って生きる基本。身体の中から美をつくりだしてくれる欠かせないものです。美容の仕事に携わる者として、関心を持ってくださいね。

【盆踊り】
 『日本文化』の授業では、なんと盆踊りの踊り方まで習います。実際に浴衣を着て、ホールで盆踊りの練習。盆踊りって面白いと生徒にも大評判!この授業では、浴衣の着方から畳み方も合わせて学びました。着物っておもしろいね、日本人っていいね、といつもとはちがう懐かしいような気分になったようでした。

【ことわざのお話】
 知ってるようで知っていない『ことわざ』について学ぶ授業。『ことわざ』の由来や意味についてを学びました。常識的な『ことわざ』を知っていないと、お客様との会話の中でも恥をかいてしまいますものね。自分のお気に入りの『ことわざ』や格言を持つことを、『座右の銘(ざゆうのめい)』といいますが、いつも自分を戒める意味でも『ことわざ』って役立ちます。